美しい日本語、鼻濁音(びだくおん)
あなたは、今、この瞬間にも美しい日本語が絶滅の危機に瀕しているって事実をご存知でしょうか。絶滅の危機に瀕している日本語こそ、「鼻濁音(びだくおん)」です。
文字にしてしまうと説明が難しいのですが、「発音する際、鼻に音を抜く」モノを指します。表記すると濁音と変わりませんが、発音する時に違うのです。
例)
が、ぎ、ぐ、げ、ご
nga , ngi , ngu , nge , ngo
ちなみに、「漫画」や「代々木」は「鼻濁音(びだくおん)」で発音すべきものです。
現在では、ほとんどの人は残念ながらこの発音が出来ません。「絶滅の危機に瀕している」というのは大袈裟な話ではないのです。※特に地域がら、関西や四国地方では使われる(限りなくゼロに近いくらい)ことすら無いのも事実です。
鼻濁音(びだくおん)」という言葉自体に接する機会すらない人が殆ど
もし、あなたが日本語の国語関係の勉強の追及をされている方(先生・講師・学者など)か、アナウンサー関係の業務に従事していなければ「鼻濁音(びだくおん)」という言葉自体に接する機会すらないでしょう。
万一、どこかの研修(社員研修など)で、研修指導員が「鼻濁音(びだくおん)」について講義や実際に発音の訓練をするようなら、その研修(電話や話し方、日本語教育やマナーなどだとは思いますが)は、レベルが高いと思われますのでしっかり学んでほしいものです。
そして、幸運にもそのような機会に巡り合った人は、「こんなのを習ったんだ」って程度で構いませんので一人でも二人でも多くの人に伝えて行ってくれたらうれしいです。(出来ればしっかり教えてあげてほしいですけど・・・)